中学生の内申点の上げ方|定期テスト・提出物・授業態度の改善法
高校受験で合否を左右する内申点。定期テストの点数だけでなく、授業態度や提出物など複数の要素で評価されるため、「どうすれば内申点が上がるのか」具体的に分からないという中学生は多いはずです。
この記事では、内申点の仕組みを分かりやすく説明した上で、確実に内申点を上げるための方法を紹介します。今日から実践できる内容ばかりなので、ぜひ試してみてください。
内申点の仕組みを知ろう
内申点を上げるためには、まず内申点がどうやってつけられるのかを正しく理解する必要があります。仕組みを知ることで、何に力を入れるべきかが見えてきます。
内申点の計算方法
内申点は、各教科の5段階評定をもとに計算されます。9教科(国語・数学・英語・理科・社会・音楽・美術・技術家庭・保健体育)の評定の合計が内申点になります。
全教科オール5なら45点満点です。都道府県によって計算方法は異なりますが、実技4教科(音楽・美術・技術家庭・保健体育)の評定を2倍にして計算する地域もあります。この場合、実技教科の1段階の差が主要5教科の2倍の影響を持つことになるため、実技教科を軽視しないことが内申点アップの重要なポイントです。
内申点に影響する3つの観点
2021年度から、通知表の評価基準が変わり、3つの観点で評価されるようになりました。
| 観点 | 評価される内容 | 具体的に何を見られるか |
|---|---|---|
| 知識・技能 | 基礎的な知識や技能が身についているか | 定期テストの点数、小テスト、実技試験 |
| 思考・判断・表現 | 知識を使って考え、表現できるか | レポート、発表、記述式問題の回答 |
| 主体的に学習に取り組む態度 | 自ら進んで学ぼうとしているか | 授業態度、提出物、ノートの取り方 |
テストの点数が良くても、提出物を出していなかったり授業中に居眠りしていたりすると、「主体的に学習に取り組む態度」で低い評価をつけられ、評定が1段階下がることがあります。逆にテストの点数が平均的でも、授業への取り組みが積極的であれば評定が上がるケースもあります。
内申点を上げる具体的な方法
内申点を上げるために、今日から実践できる具体的なアクションを紹介します。すべてを完璧にやる必要はありませんが、できることから始めてみてください。
定期テストで高得点を取る
内申点に最も大きく影響するのは、やはり定期テストの点数です。「知識・技能」の評価はほぼテストの成績で決まります。
テスト対策のポイントは、2週間前から計画的に勉強を始めることです。テスト範囲のワークを最低3周繰り返し、間違えた問題を重点的に復習するのが最も効率的な方法です。5教科で平均80点以上を安定して取れるようになれば、「知識・技能」の観点で高い評価を得られます。
提出物を100%出す
提出物の未提出は、内申点を下げる最大の原因です。テストで90点を取っていても、ワークやプリントを提出していなければ評定は下がります。
- 期限を守る:遅れて出すと減点される。手帳に締め切りを書いておく
- 丁寧に取り組む:答えだけ書いて空欄だらけのワークは評価が下がる
- 間違い直しをする:答え合わせをして、赤ペンで直しまで行う
提出物は「やったかやらなかったか」の二択なので、やれば確実に評価される分野です。テストの点数は日によって上下しますが、提出物は毎回100%を目指せます。「出すだけ」で内申点が上がるなら、やらない理由はありません。
授業態度を改善する
「主体的に学習に取り組む態度」は、授業中の姿勢で評価されます。先生は思っている以上に生徒の授業態度を見ています。
- 挙手して発言する:分からなくても手を挙げるだけで「積極的」と評価される
- ノートを丁寧に取る:板書を写すだけでなく、先生の口頭説明もメモする
- グループワークに参加する:話し合いで自分の意見を発言する
- 居眠り・私語をしない:当たり前だが、これだけで減点を防げる
授業態度は意識を変えるだけですぐに改善できるポイントです。毎回の授業で1回は手を挙げることを目標にするだけでも、先生からの評価は大きく変わります。
実技教科で内申点を稼ぐ
実技4教科は、多くの中学生が対策を怠りがちな分野です。しかし、実技教科の評定が2倍になる地域では、ここで差がつきます。
実技テストの対策
音楽・美術・技術家庭・保健体育にも筆記テストがあります。教科書や配布プリントの内容をしっかり覚えるだけで、80点以上は狙えます。
実技教科の筆記テストは範囲が狭く、出題パターンも限られているため、前日からの対策でも十分間に合うケースが多いです。主要5教科のテスト勉強に追われて実技教科を後回しにしがちですが、テスト前日の1〜2時間を実技教科に充てるだけで、評定が1段階上がることもあります。費用対効果が非常に高い分野です。
実技での取り組み方
実技教科では、技術の上手さよりも取り組む姿勢が評価されます。絵が上手でなくても、一生懸命に取り組んでいる生徒は高い評価を受けます。
美術なら作品を丁寧に仕上げること、体育なら準備運動や声かけに積極的に参加すること、音楽なら大きな声で歌うこと。これらは能力ではなく態度なので、誰でも今すぐ改善できます。「実技が苦手だから評定は上がらない」と諦めるのはもったいないです。
学年別の内申点対策
内申点の計算に使われる学年は都道府県によって異なります。自分の地域がどの学年の成績を使うかを確認した上で、優先度を決めましょう。
中学1〜2年生がやるべきこと
東京都や神奈川県など、中3の成績のみが内申に使われる地域もありますが、大阪府のように中1〜中3の3年間の成績が使われる地域もあります。自分の地域の計算方式を調べた上で対策しましょう。
中1・中2の段階でやっておくべきことは以下のとおりです。
- 提出物を絶対に出す習慣をつける:中3になってから急に変えるのは難しい
- 苦手科目を放置しない:中1の内容が分からないまま中3になると、挽回に時間がかかる
- 実技教科の筆記テストも真面目に受ける:ここで差がつく
中学3年生の追い込み
中3の成績が内申に大きく影響する地域では、1学期と2学期の評定が勝負です。特に2学期の中間・期末テストは、内申点が確定する最後のチャンスになります。
中3の2学期は受験勉強と定期テスト対策を並行して進める必要がありますが、内申点が1上がるだけで合格の可能性が大きく変わることを忘れないでください。志望校のボーダーラインに内申点が足りていない場合は、2学期のテストに全力を注ぐことが最優先です。
まとめ
内申点を上げるためにやるべきことは、定期テストで高得点を取る・提出物を100%出す・授業態度を改善するの3つが基本です。特に提出物と授業態度は、意識を変えるだけで明日から改善できます。
実技教科の対策も忘れずに行い、9教科すべてでバランスよく評定を上げることが内申点アップへの近道です。「今からでは遅い」ということはありません。次の定期テストから、できることを一つずつ実践してみてください。
