

日本では、オフィスの取り組みはスタートしたばかりの段階にあります。
グローバルなプロジェクトとして、2005年の愛知万博では、フランスパビリオンの中で「塩の家」を作って出展しました。塩を作るプロセスがもっとも原始的な形であり、手を加えずに経済効果を生むということで、塩を素材に選びました。日本において、塩が「お清め」の意味があり、会場となる愛知県の近くにある伊勢神宮の神様に供える塩を作る、塩田のストーリーなどを交えながら展開しました。塩の家を出展することで、ルイ・ヴィトンが環境問題に取り組んでいることを皆さまにお伝えできたと思います。愛知万博への出展については、ソトコト2005年6月号にて「ルイ・ヴィトンの環境宣言」という内容で特集されています

2007年2月23日に、名古屋のミッドランド スクエアにルイ・ヴィトンの路面店がオープンしました。名古屋、愛知県といえばトヨタ自動車、トヨタさんのハイエンドブランドといえばレクサスということで、コマーシャルな理由ではなく、愛知万博の時にトヨタさんが非常に環境問題への取り組みが進んでいることを目の当たりにしたこともあり、両者で協力はできないかと、ソトコトを通して話し合いを始めました。
ルイ・ヴィトンとレクサスには、「サスティナブルな知性」という切り口で共通点があり、共有できるDNAがあるということで、コラボレーションさせていただくことになりました。
ハイブリッドシステムを搭載したレクサスのトランクルームが狭くなるということで、そのスペースを有効利用できるルイ・ヴィトンのトランクをスペシャルオーダーでつくり、そのお披露目をさせていただきました。
また、レクサスのデザインチームを率いている役員の平井和平さんと、私どもの5代目当主のパトリック・ルイ・ヴィトンとの「サスティナビリティー」をテーマにした対談を実施しました。その内容は、ソトコト5月号に掲載されています。
日本における環境への取り組みは、まだスタートしたばかりです。が、パリの本社が本格的に環境問題に取り組んでいることからも、日本において本社のノウハウが取り入れられるのは、本当に時間の問題と思っています。