ロハス企業レポート
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ロハス企業レポートとは
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  • 第17回 シーズクリエイト

世界初! 完全循環型リサイクルシステム「エコサークル」
「エコサークル」とは?
「エコサークル」誕生の背景
「エコサークル」誕生の背景

「今後の素材メーカーがどうあるべきか」ということで私たちが考えているのは次の2点です。
一つは、資源を採掘して、それが捨てられるまでのトータルの環境負荷評価をした上で、環境に配慮した素材をお客様に提供していかなければならないということ。
もう一つは、消費者の視点です。確かに、環境に配慮された素材は求められていますが、その前に求められるのは、やはり素材本来の良さです。 衣類であれば、デザインや色、価格などがまずあって、なおかつ環境に配慮されたものでなければ、なかなか一般の方に受け入れられないであろう、という風に考えました。

そのためにどうすればいいかということで行き着いたのが、「エコサークル」というケミカルリサイクル技術を核としたシステムです。

「エコサークル」の考え方
「エコサークル」の考え方

帝人グループという会社は素材メーカーですので、1社でこの「循環の輪」を作ろうと思っても何もできません。 商品をお使いになる消費者の方が、リサイクルに協力していただかなければ、この「輪」というのはでき上がりません。 そのお客様の手前にいる、アパレルさんとか、メーカーさんなどと協力していくという体制が、「循環の輪」を作るためには不可欠です。 その「循環の輪」を作るのが、この「エコサークル」という仕組みです。完全循環の理念に賛同いただいた小売店さんや、 メーカーさんにメンバー登録していただいて、商品の開発、商品化および、回収、再利用を共同で進めています。

「エコサークル」のリサイクル技術
「エコサークル」のリサイクル技術

「エコサークル」の一つの核となるのは、ポリエステルの「新原料リサイクル」技術です。これは、世界初のリサイクル技術です。 ポリエステル製品といっても、ポリエステル100%でできているものはほとんどありません。 例えば、品質表示はポリエステル100%でも、衣料にはボタンなどのほか、染料や添加剤なども含まれています。
この技術の1番の特徴というのは、最終製品からポリエステル以外に含まれる、色や他素材を完全に取り除いて、 石油から作るものと全く同じレベルの高純度で、ポリエステルの大本となる原料に戻すことができる点です。石油から作ったポリエステルの原料というのが、 だいたい純度が99.9%といわれていますが、このリサイクル技術で作った原料の純度は99.99%と、石油から作ったものよりも純度が高くなっています。
つまり、この原料が石油から作ったものと全く同じだから、作り出すことができるポリエステル繊維の種類というのも制限がないですし、 ポリエステル本来の良さというのを保ったままの素材を提供できます。現在、このリサイクル工場は、四国の愛媛県にあります、 帝人ファイバーの松山事業所の方で実際に事業化しています。

ケミカルリサイクルの仕組み
ケミカルリサイクルの仕組み

現在では企業で使用されるユニフォームが中心ですが、回収された繊維製品をシステムに投入します。
その時、ボタンやファスナーが付いていますが、そのままシステムに投入することができます。 それを細かく砕いて、粒状にして、そこからまず色だけを抜きます。ここからポリエステルを化学的に分子レベルまで分解してしまいます。
分子レベルまで分解して、大本のポリエステルの原料まで戻してしまいます。これは石油から作ったものと全く同じ品質のポリエステル原料です。
ちなみに、この段階で取り除かれた染料や、綿などの他素材は、ポリエステルには戻らないのですが、なるべく有効に活用するために、 セメントの原料に有効利用しています。 このポリエステルの大本の原料からポリエステルを作って、それを糸にし、「エコペットプラス」というブランドで展開しています。
「エコペットプラス」を使って、例えば衣類に生まれ変わらせる、使い終わったら回収して、またこのシステムに投入することにより、 途切れることのない循環の輪を作り上げることができます。

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