ロハス企業レポート
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ロハス企業レポートとは
毎月開催される「ロハスクラブ評議会」では、評議員企業がレポートを発表しています。
各企業のロハスな取り組みから、「ロハスがどのような方向に向かうのか」を考てみませんか?

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  • 第17回 シーズクリエイト

世界初! 完全循環型リサイクルシステム「エコサークル」
事業概況と環境への取り組み
帝人グループの事業概況

帝人グループの事業概況

テレビで「だけじゃない、テイジン」というコマーシャルを放送していますが、帝人グループは様々な事業を展開しています。 帝人グループは、完全な持ち株会社制になっており、その1つの主力会社が帝人ファイバーです。衣料繊維の中でもポリエステル繊維の素材というのを、 販売している会社です。
そのほかにも、帝人グループは、図にあるように、工業繊維や、CD・DVDの基盤に使われているポリカーボネートといわれる樹脂、 液晶用のディスプレイに使われるフィルム素材を製造・販売しています。また、全然分野は違いますけれども、 医薬品であるとか、在宅医療の機器などの販売等も行っています。化学技術をベースに、様々な分野で事業を展開しているのが帝人グループです。

帝人グループの環境への取り組み

帝人グループの環境への取り組み

帝人グループが持つ化学技術を使って、社会と共生できる企業活動を行うための指針として、1992年に帝人グループ独自の「地球環境憲章」を作りました。 1992年から、社会の永続的な発展に貢献していく、また環境と経済の両立が果たせるような、新しいビジネスモデルを目指し、様々な環境活動に取り組んできました。

私たちはポリエステルの原料、糸、衣料品の生地などを作って販売しています。繊維製品だけではなく、 ご存知のように、ペットボトルや、フィルムも同じポリエステルの原料でできています。製品になって、その後使い終わってゴミになったときに、 もう一度原料まで戻して循環させていけるような、そんな仕組み作りというのも、素材メーカーの役割ではないかと考えています。

これまでは、「リサイクルすると、品質が劣化するのでは?」というイメージがあったと思います。これが1番大きなポイントですが、 「エコサークル」では使用済みの製品からポリエステル原料にまで戻す、それも石油から作ったものと、全く同じ品質のポリエステル原料まで戻すことによって、 品質を劣化させることなく、「ぐるぐる」と循環させることができます。
現在、繊維製品とペットボトルのリサイクルを事業化しておりますけれども、将来は、すべてのポリエステル製品をもう一度ポリエステル原料に戻して、 循環させていきたいと考えています。

資源の枯渇とゴミ問題

資源の枯渇とゴミ問題

環境の現状については、大量生産・大量消費・大量廃棄によって、様々な問題が発生しています。 1つ大きな問題が、大量廃棄によって最終処分場が許容の限界を迎え始めている、という点です。その中で、繊維はどれくらい焼却・埋め立てられているのかというと、 平成13年度のデータで174万トンとなっています。家電リサイクル法により処理されているテレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコン4品目の量が、 毎年約60万トンと言われています。つまり、法律で規制されている家電4品目が処理されている量の約3倍にあたる繊維が、毎年、焼却・埋め立てられています。 この繊維のリサイクルを進めるというのは、環境問題に対して非常に意味があると考えています。 2つ目の問題は、資源の枯渇です。ポリエステルは、もともとは原油から作っておりまして、その原油というのは有限の資源です。 そういったものを大切に使っていかなければなりません。 3番目の問題は、地球温暖化です。これは国をあげて今取り組んでいる大きな問題です。

これまでの素材メーカーの環境対策は、「資源を使ってモノ物を作り、それを売って、使い終わったら廃棄される」という中で、製品の中にリメークされた素材、 つまり再生素材を適用するということで精一杯でした。例えば、衣類でいえばペットボトルからフリースが作られるように、 ペットボトルを再生した素材を衣類に適用することが限界でした。 これはつまり、製造者の範ちゅうでしか、物事が考えられていなかったということです。 1番大事な消費者の快適性とか、将来性というのは、どちらかというと切り離された議論が行われており、素材メーカーの立場から再生素材を使えば環境にいいだろう、 という考え方で物事は進んでいました。

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