ロハス企業レポート
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ロハス企業レポートとは
毎月開催される「ロハスクラブ評議会」では、評議員企業がレポートを発表しています。
各企業のロハスな取り組みから、「ロハスがどのような方向に向かうのか」を考てみませんか?

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カルビーのブランド価値経営~

お客様、生産者とのコミュニケーション

じゃがいも丸ごとプロフィール

カルビーウェブサイト

もう一つ、FACTをお伝えする取り組みとして、「じゃがいも丸ごとプロフィール」が挙げられます。これは、全国に約2700くらいある、じゃがいもの契約農家さんと協力して、生産者の紹介、産地情報をお客様に開示していくことを目的としています。
カルビーでは、以前からじゃがいもの圃場から店頭までの品質管理の仕組みを構築してきましたが、流通関連企業には説明してきたものの、一般消費者の皆様にこの取り組みを説明したことがありませんでした。じゃがいものこと、生産者の顔、圃場産地のことをきちんとお客様に理解していただいて、笑顔でおいしくカルビー製品を食べていただければと、この取り組みをはじめました。

2007年の1月29日、カルビーのメイン商品であるうすしお味やコンソメパンチなどのベーシックなポテトチップス商品を対象に、原料の生産者や産地がわかる仕組みをスタートしました。今後、生産者の方々の情報をもっと開示し、2008年の秋にはポテトチップス全品にまで広げることを予定しています。
ポテトチップス以外でも、じゃがいもを原料とした製品すべての生産情報を開示していくことが目標で、農薬情報まで開示することができればと考えています。

実際に、「じゃがいも丸ごと! プロフィール」というサイトをホームページ上に立ち上げ、工場記号と製造日付を入れると生産者の名前が出てくる仕組みを公開しています。パッケージの二次元バーコードを読むと、携帯電話からもアクセスすることができるようになっています。

今まで、「カルビーが使用するじゃがいもはアメリカ産ではないか?」などといわれてきましたが、基本的には日本産のじゃがいもを使用しています。こういったことも、中身を開示できる仕組みを作ったことで、事実を伝えることができるようになりました。

情報開示の仕組み

情報開示の仕組み

北海道の契約農家を例に、生産者情報などを開示する仕組みをご説明したいと思います。じゃがいもは、約2.6立方メートルのコンテナで出荷されるが、そこに「コンテナシール」が貼ってあります。圃場の番号、じゃがいもの品種、生産者情報と紐づいた7ケタのコンテナコードなど、ここに生産者のすべての情報が入っています。
工場に運ばれてきたコンテナは、コンテナシールをスキャンすることで、いつ、どの工場で使用されたのか分かるようになります。その情報が、ポテトチップス工場のカルテとなり、情報が蓄積されていきます。
お客様が、携帯電話やホームページからアクセスする場合、工場記号と製造日付から生産者情報データベースを検索し、ここから生産工場情報、産地情報、生産者詳細情報の3つを開示することが可能となります。生産者情報については、生産管理と別のデータベースを構築し、情報を開示する許可をいただいた方のみ公開しています。

携帯電話からのアクセスは、オープンから4か月の段階で69万アクセス、累計ページビューは129万ページビューとなっています。ホームページよりも、携帯電話からのアクセスが多くなっているのが特徴的です。実際使っていただいた方の意見も、好意的なものが多くなっています。

契約農家の方々の個人情報公開については、現時点では63.4%の方に同意をいただいています。残りの方には、カルビーの活動について説明会を開くなど、地道に努力をして、多くの方に賛同いただけるようにしていきたい。

今後の課題

今後の課題については、第1にじゃがいも生産者の情報開示推進をすすめること、第2に、お客様との相互コミュニケーションができるウェブコンテンツにすることです。お客様が知りたいこと、生産者に伝えたいことを把握し、お客様と生産者を結ぶような取り組みにつなげたいと考えています。
第3に、もっとお客様に安心し、信頼していただける情報を提供することができればと思います。

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