会場は、終日賑わっていた。
エコサークルのトランポリンを囲むようにエコサークルのレインコートなどが展示された。
「My Designエコバッグやユニフォーム、制服、レインコート、ネクタイ、布団など、エコサークルで再生可能な製品はいろいろなところに広がっていますが、エコサークルの仕組み自体をご存じの方は少ない。もっと知っていただきたいとこのイベントを考えました」
帝人ファイバーの池田裕一郎さんが語るとおり、会場にはエコサークルの多彩な製品が並ぶと共に、ポリエステルの古着がどのような過程を経て、最終的に再生糸となるかがわかりやすく展示され、多くの人たちが足を止め、熱心に眺めていた。
2日目には、女優の中嶋朋子さんとテキスタイルデザイナーの須藤玲子さんを招いたトークショーも開催された。折り紙のように布を折りたたみ、熱で形が変わるポリエステルの性質を利用して、それをプレスした須藤さんの折り紙エコバッグを見た中嶋さんは「こんなエコバッグに出会ったのは初めてで、(そのデザイン性の高さに)ドキドキしました。私はよく着物を着るのですが、軽くてシワになりにくいポリエステルで着物をつくってみたくなりました」と、素材の魅力をあらためて感じた様子。
須藤さんも、「エコサークルと出会って、いろいろと実験的なことができました。デザインを通してリサイクルやエコの気持ちを伝えることができるのがエコサークルの面白さ」と、デザイナーらしい視点から語ってくれた。
エコをテーマに話がはずんだ中嶋さん(左)と須藤さん。偶然にもふたりともマイ水筒の愛用者だった。
繊維の半永久的な循環という、まったく新しいリサイクルシステム「エコサークル」。これから、ますます広がり、定着していくことが感じられるイベントだった。
これが折り紙エコバッグ。